Research Center of Criminal Justice and Wrongful Convictions (RCWC)

刑事司法・誤判救済研究センター

研究体制

更新日:2023年7月24日(敬称略)

プロジェクト概要

◯研究テーマ

科学的な誤判研究及び誤判救済の実践の拠点形成
Evidence based research about retrial and re-construction of practice of criminal justice

◯研究目的

本センターの研究活動の目的は、実効的な誤判救済システムの構築とそのための実務の整備、その両者の協働のための基盤を構築することにある。

◯全体的な研究デザイン

本研究では、3 つの研究目標を設定し、それぞれのグループに分けて研究を進める。その全体像は下記の通りである。

1. 誤判救済システム研究チーム(責任者・斎藤)

研究目標:【誤判救済制度の国際的比較およびモデル案提示】

日本における再審制度の特徴と問題点を踏まえながら、世界各国の誤判救済制度の概要と特徴、問題点などを整理し、 誤判救済制度のモデルを構築する。

2. 刑事弁護・再審弁護チーム(責任者・玄及び鴨志田)

研究目標:【刑事弁護・再審弁護の現状と問題点の具体的把握および情報提供基盤の構築】

日本における刑事弁護・再審実務の運用を実証的に把握しつつ、その問題点を把握するとともに、実務のノウハウの 共有や質向上に向けた作業、弁護団運営など、刑事弁護・再審弁護に関するメソッドと共有・発信方法を開発する。

3. 「法と科学」研究チーム(責任者・古川原)

研究目標:【刑事裁判と誤判救済の「科学化」の基盤構築および実践とデータベース化】 法学に限らず、医学・心理学などを用いた誤判救済のメソッドの開発と共有、法学との協働の方法を研究する。


なお、センター長の斎藤が、それぞれのチームの研究成果についての共有や各チームのやり取りを仲介しながら、誤判救済・誤判原因研究と弁護実践構築の有機的な連環・サイクル構築について、全体的な総括を担当する。

研究メンバー

兼任研究員(本学専任教員)

氏名 所属・職名 専門分野・主な研究テーマ
斎藤 司 法学部・教授 刑事手続きにおける証拠開示/捜査活動の規律とその原理
センター長
古川原 明子 法学部・教授 刑法・治療行為論
副センター長
玄 守道 法学部・教授 刑法における故意・過失について

客員研究員

氏名 所属・職名
石田 倫識 明治大学法学部・教授
安部 祥太 関西学院大学法学部・准教授
笹倉 香奈 甲南大学法学部・教授
渕野 貴生 立命館大学・法務研究科(法科大学院)・教授
徳永 光 獨協大学・法学部・教授
伊藤 睦 京都女子大学・法学部・教授

嘱託研究員

氏名 所属・職名
鴨志田 祐美 京都弁護士会・弁護士
遠山 大輔 京都弁護士会・弁護士
金杉 美和 京都弁護士会・弁護士
石側 亮太 京都弁護士会・弁護士
高橋 宗吾 京都弁護士会・弁護士
津金 貴康 京都弁護士会・弁護士
秋田 真志 大阪弁護士会・弁護士
亀石 倫子 大阪弁護士会・弁護士
西   愛礼 大阪弁護士会・弁護士
山本 了宣 大阪弁護士会・弁護士
石塚 伸一 第二東京弁護士会・弁護士
李  怡修 株式会社ジニー・代表取締役社長、犯罪学研究センター嘱託研究員
戸舘 圭之 第二東京弁護士会・弁護士
川上 博之 大阪弁護士会・弁護士
宇野 裕明 大阪弁護士会
吉田 謙一 大阪府監察医務監・医師

リサーチ・アシスタント(RA)

氏名 所属
藤本 航平 龍谷大学大学院法学研究科 博士後期課程
新井 朱音 龍谷大学大学院法学研究科 修士課程
延 秀斌 刑事司法・誤判救済センター